有限会社 佐藤工業

creaZone®︎ Compact house 生コン打設①

捨てコンクリートの打設が終わり、鉄筋が配筋されました!

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この後はベースコンクリートの打設ですが、その前に止水プレートを取り付けます。

木造住宅の大敵である白蟻は基礎の底盤(ベース)と立ち上がりの継ぎ目から侵入してくる可能性があります。

そこであらかじめ基礎のベースと立ち上がりの間にプレートを設置して、継ぎ目から白蟻と水が侵入出来ないようにします。

銀色のプレートが白蟻・水気から家を守る遮蔽壁の役割を果たしてくれます。

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これだけで白蟻を防げるわけではありませんが、少しでもリスクを下げるために出来ることはなんでもやることが大切だと考えております。

そして、コンクリート打設を行うのですが、佐藤工業ではコンクリート打設時にスランプ試験を実施しています。

スランプ試験は搬入された生コンの品質がきちんと保たれているかどうかチェックする試験です。

図面に生コンの配合(品質)が明記されていても実際の品質が悪ければ基礎全体の品質を担保することが出来ません。

スランプ試験では「生コンの柔らかさは適切か?」「鉄筋を錆びさせる塩分は多くないか?」「生コンの中に空気が入りすぎてないか?」を調べ、問題がないことを直接確認してから打設作業に入ります。

試験時に筒の中に入れたコンクリートは1週間後と4週間後に圧縮強度試験され、設計通りの強度が保たれているかどうか検査されます。

試験結果の内容は検査機関が正式に書類を発行してくれますので、品質の証明にもなります。

この日の生コンは連日の雨続きからの快晴だったため、それを考慮してか柔らかめで来ました。

スランプは規定値内で、後日届いた圧縮検査結果も問題ありませんでした。

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スランプ試験を実施することで客観的にコンクリートの品質を知ることが出来るのですが、住宅の場合、実施されるケースは少数派となっています。

スランプ試験自体実施の義務はないので、試験するか否かはあくまで施工会社の判断に委ねられています。

コンクリートの品質を知ることも重要な現場管理だと考えておりますので、佐藤工業ではスランプ試験の実施を行うようにしています。

コンクリート打設後、頃合いをみて高圧洗浄機を片手にレイタンスの除去を行います。

レイタンスは生コン内の微粒子が表面に浮き上がり、ベースと立ち上がりの付着を妨げる原因となります。

生コンが乾き切る前に高圧洗浄機の水圧で表面の微粒子を洗い飛ばします。

戸建の現場でレイタンス除去を行うのは珍しいようですが、レイタンス除去は基礎屋さんにお願いするのではなく、現場管理の一環として自ら行なっています。日頃は大工工事をしているので、普段とちょっと違う作業は意外と楽しかったりします。

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