解体工事が無事に終わり、更地になりましたので地盤調査を行いました。

地中15メートルまで貫入させましたが、家を支えられる支持地盤はありませんでした。
よって、事前の予測通り地盤改良が必要になります。
地盤の強度を測るスクリューポイントを引き抜くと、地中に溜まっていた水がジワジワ出てきました。


せんげん台は水捌けの悪い所が多く、ハザードマップにも大雨による冠水の記録が残されています。
地中の水分が多い粘性土の地質なので、しっかり地盤改良を行うことで家の傾き・沈み(不同沈下)を防ぐことが出来ます。
地中の土を深さごとに採取して、こちらも記録に残します。
地表の土と地中の土を比べてみると色と水分が違うことが分かります。

杭の材料であるセメントが地中でちゃんと固まるか調べるために、採取した土を使って事前配合試験も行います。
そうすることで地中での硬化不良を防ぐことが出来ます。