ブログを見ていただき、ありがとうございます!大工の佐藤大です。
今回は安いリフォーム業者を見つける方法【後編】として、2つ目のポイントを説明したいと思います。
ポイント2
同じ工事内容なのに業者によって金額に大きな差が出てしまうワケは、建築業界特有の「丸投げ体質」が要因と言えます。
例えば、お客様が大手リフォーム会社A社に依頼をしたとして、A社の社員が直接施工をすることはほぼありません。
大抵の場合、大手A社 ➡ 下請B社 ➡ 施工する職人 というように下請けから孫請けへと仕事が流されていきます。
当然、中間マージンが取られますので 下請けが多いほどコストが高くなり、お客様の負担が大きくなります。
大規模な建物を造るゼネコンは数千〜数百の職人を指揮しなければならないので、下請けに流さなければ現場が成り立ちませんが、個人宅であれば多重下請けはコスト増加以外の何物でもありません。
チェックポイントは「自社施工」しているかどうか
ホームページなどで自社施工をしているかどうかチェックして下さい。
自社施工を謳っている業者は、下請けに流していない分 工事費が割安になります。
反対に自社施工ではない業者は、下請けに流しているので割高になる可能性が高いです。
自社施工を売りにしている業者の注意点
自社施工を謳っている業者の中にも「すべて自社施工の会社」と「自社施工はわずかで、ほとんど下請けに流す会社」があります。
大半は下請けに流していても、わずかでも自社施工をしていれば「うちは自社施工しています!(実情は数件ですがね・・・)」と言えます。
質が良く割安な業者を探すためには「自社施工率は何割なのか、誰が実際に工事してくれるのか」まで知る必要があります。
堂々と自社施工を謳っている会社であれば、隠さず教えてくれると思いますので聞いてみましょう!
ちなみに佐藤工業では大工工務店として私たち自身が施工を行います。
工務店には2種類のタイプがあり、「下請け大工に流す会社」と「自ら施工する会社」があります。
弊社は大工工務店(自ら施工する工務店)なので、下請けに丸投げすることはせず、自分たち自身で責任を持って施工させて頂きます。
水道工事や外壁塗装などの大工以外の工事は、各専門分野の職人仲間に手伝ってもらっているので、適正価格で工事することが出来ます。
初めてのリフォームだと、どこに頼めばいいのか、どうやって業者を探せばいいのか分からないことが多く、とりあえず有名な会社に依頼する方が大多数だと思いますが、経費を多くかけている会社か?直接施工する会社か? これだけを調べるだけでも良い業者を見つけられる可能性はグッと高まりますので、見積もりを取る前に少しだけ調べてみるのをオススメします。